~RCボートとM9の組み合わせで作業の効率化を図る~
■ RC(ラジコン)ボートに流向流速計「M9」を搭載し自律走行させることで、今までの河川・水路調査と比べ作業員の人数や観測準備が大幅に削減されました。
~ドローン技術の応用で操縦不要の自律走行~
■ UAV(ドローン)の自動飛行技術をRCボートに応用しすることにより、事前にインポートしておいたルートを自動で走行します。
■ GPSにより常に自分の位置を把握しているため、川などの流れを計算しルートから流されず走行することが可能です。
■ 制御には 「Mission Planner」を利用しています。
~高精度な観測は当然必須!でも手軽さも大切だ~
■ 高精度ドップラー式3次元流向流速計「M9」は、コンパクトなデザインで持ち運びに最適です。
■ コンパクトながらもデータの信頼性は高く、あらゆる河川や水路、海域での観測を可能とします!
~高精度な計測を可能にする9つのレーザー~
■ 0.5㎒垂直ビームで地形を常に観測しています、
■ 3.0㎒と1.0㎒の流速用ビームを使い分けて流速を観測します。
■ 常に観測しているので得られるデータは二点法などとは違い、面のデータになります。
~9つのレーザーを自動で制御する高精度プロセッサ~
■ 水深・流速・乱流レベルを認識しています。
■ その計測環境に応じてパルスコヒーレント・ブロードバンド・パルス技術を使い分け、計測の自動最適化が行われます。
~装置の傾きも自動で検知修正~
■ コンパスと二軸傾斜計が標準装備されており、観測時の装置の向きや傾きの自動最適化がおこなわれます。
~観測中に通信が途切れても安心~
■ 装置プロセッサ内で流量計算を行い、内部メモリに保存するため計測中に通信が途切れてもデータ欠損がありません!
~最後に~
■RCボートとM9による観測の結果、従来の方法と比べてデータに大きな差はなく、新しい観測法としても利用できると考えられます。 今後さらなる技術向上と、RCボートとM9による観測が新しい観測法として定着することに期待をしたい。