3Dレーザースキャナーによる3次元計測とは、3Dレーザースキャナーを用いて、対象物の3次元面形状を、安全、高速でかつ高密度・高精度に計測する技術です。
取得された膨大なデータは、専用のシステムソフトを用いることにより、3次元としてビジュアル化されるほか、平面図・断面図など各種図面作成や面積・体積計算、地形解析、3次元シュミレーションなど様々な解析処理が可能です。
3次元レーザースキャナーGLS-2000
3次元レーザースキャナーGLS-1500
点群データ
TINモデル
3次元レーザースキャナー
3Dレーザースキャナーは、計測対象物の3次元面形状を高密度の3次元点群として データ収集する計測機器です。
●機器の紹介
3次元レーザースキャナー GLS-2000
操作パネルやメモリ、バッテリー等を内蔵し、本体のみで作業できる「スタンドアローン」 機能を持っているほか、無線LAN接続により、遠隔からタブレットPCにて コントロールすることができます。 GLS-2000は、最大120,000点/秒のスキャンスピードを持ち、GLS-1500と比べスキャニング計測時間の大幅な 短縮を実現し、さらに低ノイズのクリアなデータを取得することを可能としました。 スキャニングにより取得した点群データには、位置情報の他、内蔵されたデジタルカメラに よって色情報が加わり、カラー3D点群データとして形状や素材感までリアルに再現する ことができ、様々な解析に活用することができます。
GLS-2000の主な仕様
測距方式 | パルス方式 | |
測定距離 | ミドル:350m | |
距離精度(0.3~2m) | ミドル:3.1mm | |
角度精度 | 6″ | |
面精度(1~150m) | ミドル:2mm(σ) | |
スキャンスピード | 120,000点/秒 | |
最大計測密度(10m時) | 3.1mm | |
測定範囲 | 鉛直 ±270° 水平 360° | |
レーザークラス | クラス1 (JIS C6802) |
3次元レーザースキャナー GLS-1500
GLS-2000と同様操作パネルやメモリ、バッテリー等を内蔵し、本体のみで作業できます。GLS-2000とは違い、無線LAN接続だけでなく、有線接続でPCから 細かくコントロールすることも出来ます。 GLS-1500は、30,000点/秒のスキャンスピードを持ち、スキャンスピードはGLS-2000より劣りますが、PCソフトを利用した計測範囲の細かな設定が可能で、局所的に高密度な点群データを取得することが可能です。 スキャニングにより取得した低ノイズのクリアな点群データは、GLS-2000と同様に内蔵されたデジタルカメラに よって色情報が加わり、カラー3D点群データとして形状や素材感までリアルに再現され、様々な解析に活用出来ます。GLS1500とGLS2000の点群データを合成して活用することも可能です。
GLS-1500の主な仕様
測距方式 | パルス方式 | |
測定距離 | ノーマルモード:330m ロングモード :500m |
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距離精度(1~150m) | ノーマルモード:4mm ロングモード :7mm |
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角度精度 | 6″ | |
面精度(1~150m) | ノーマルモード:2mm ロングモード :3mm |
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スキャンスピード | 30,000点/秒 | |
最大計測密度 | 1mm | |
測定範囲 | 鉛直 ±35° 水平 360° | |
レーザークラス | クラス1 (JIS C6802) |